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フィリピンでオンラインカジノ禁止?

フィリピン政府がオンラインカジノ取り締り強化する?

フィリピン政府がオンラインカジノの事業者へ取り締りを強化しているとのこと。
背景には、労働ビザを保持せず不法就労する中国人が急増しているをいう問題がある。
カジノ規制をする「PAGCOR(パグコー)」は8月時点で少なくとも2019年の末まで営業許可の受付を停止するとの発表を行った。

2019年8月29日フィリピンのドゥテルテ大統領と中国の習近平国家主席は北京で会談を行った。
その際、習近平国家主席は、フィリピンのオンラインカジノでの中国人による違法営業や不法就労に対するフィリピン政府の取り締まり強化を求めた。
しかし、フィリピンのドゥテルテ大統領は「オンラインカジノ産業がもたらす利益を鑑みるに、オンラインカジノはわが国に必要なものだ」とコメントした。
ちなみに、フィリピン国民はオンラインカジノは禁止されている。

「PAGCOR(パグコー)」ってなに?

「PAGCOR(パグコー)」は、フィリピン政府がさまざまな地域での違法なカジノ事業の急増を止めるよう呼びかけることに応じて、第10代フィリピン共和国大統領フェルディナンドマルコス大統領が発行した大統領令(PD1067-A)により、戒厳令の時代に設立されました。その国。PAGCORを作成する法律は、後で修正され、PD1869の下で統合されました。

フィリピンのカジノは政府が運営していて、公営になっています。
フィリピンでは「PAGCOR」(パグコー)という政府が管轄しているカジノ運営公社が運営しています。
なので、フィリピンに存在する店舗型のカジノは公営で安心できるのです。

PAGCORウェブサイト
※「PAGCOR(パグコー)」のホームページ

フィリピンのオンラインカジノの現状

現在、先に紹介した「PAGCOR(パグコー)」は約90社のオンラインカジノに対して営業免許を交付していますが、営業免許を持たずに違法に営業しているオンラインカジノを合わせると、300社以上がフィリピン国内に存在するそうです。

合法違法のオンラインカジノ業者のうち大半は中国企業と言われています。
合法的にオンラインカジノで働く中国人は約14万人ほど
労働ビザを保持せず不法就労する中国人は約25万人ほど
合法違法問わず、オンラインカジノで働く中国人が約40万人もフィリピンにいるのです。

フィリピン国内のオンラインカジノ取り締りの声があがる

中国人の不法滞在、オンラインカジノでの不法就労への取り締り強化の声が増えてきてる状況である。

今後フィリピン政府が、国内のオンラインカジノ業者へどのような対応を取るのか見守っていきたい。

オンラインカジノだけの問題ではない

オンラインカジノではなく、店舗型のカジノでも多くの中国人が働いています。
労働ビザを持っていて正式に働いている人たちにも影響が出るのではないかと心配しています。
そうなれば多くのカジノが存在するフィリピンにとっては、大きな財源、客寄せとなるものが縮小する。
これはなるべく避けたい部分であろう。

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